出雲出張でのお話です。part2!

出雲での奇妙な出会い

先日の続きになります。

極寒の外から、暖かい車内へ。

「こんな日に歩いているなんてどうしたんですか?」

「今日、東京から夜行バスで出雲に来て・・・・」

現在、13:00です。

「それでそれで?」

「夜行バスで出雲に着いたのが10:00です。それから出雲大社でお参りして・・・」

「ほうほう。」

「私、今回の最大の目的は仁摩サンドミュージアムに行く事なのです。

でもこの天気で電車が止まってて・・・」

「それで歩いていこうと?」

「はい・・・・。」

ここは出雲大社から既に5〜6km地点。

「ここ迄歩いたんでしょ?何時間かかったの?」

「多分一時間以上歩いてました。うぅ寒かった・・・」

驚愕です。

この天候の中、一時間も歩いているとは・・・。

幸い、スマホで調べてみると、私たちの目的地石見銀山と仁摩サンドミュージアムはご近所さん。

ここからはまだミュージアム迄30km弱有ります。

「このまま、ミュージアム迄送りますよ。」

「いや、それは悪いので・・・」

「ここで放置する事は出来ませんん。一緒に向かいます。」

「ありがとうございますぅ」

車内ではようやく落ち着き始め、何とも奇妙な3人でのドライブ。

彼女は看護師さん、22歳。東京在住。

どうしてもそのサンドミュージアムに行きたいとの事。

漫画、映画の舞台になったミュージアムを、1日休みとれたから東京から弾丸で向かってきた。

今日の夜行バスで帰り、明日は朝から仕事。

その情熱、すごすぎます。

「歩いている時、命の危険を感じませんでした?」

「ヒートテックだし、大丈夫だと思っていましたが、正直なめていました」

ヒートテックに信頼を置き過ぎ。確かにあったかいけど。

サンドミュージアムに近づくにつれ、彼女のテンションも上がってきました。

そこを舞台にした漫画、映画

「砂時計」

が好きすぎて、この日をめちゃくちゃ心待ちにしていた。

ただ、まだ「すいません」ばかり繰り返していますが。

そんなに人を虜にするサンドミュージアム、私たちも興味が出てきました。

そこで私たちもミュージアムに入る事に。

次回、また続きを書きますね。

ちなみに、どのぐらい雪が降っていたかと言うとこんな感じです。皆様、1時間以上歩けますか?

降っている雪が写ってないですけど、海沿いは猛吹雪でした。

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